私ができる事
2010年7月30日 ネパール
昨夜はこれからの展開について考えこんでしまって眠れなかった。
直感で動きすぎるので計画性も必要なんだけど、計画とかプレゼンとか苦手な分野みたい。
ネパールではサポートチームがあるから考える時間がある。
日本では日々の作業に追われてしまって気がつくと1日が終わっている。
今回は停電時間もストも少なく事は順調に進んでいる。
11年間共にやってきた帽子工場も大きく育ち、会社としての義務やシステム作りを本格的にするようになった。
社長もは13年前に今の状態になるとイメージしてなかったよ。
なんて言っておりますがネパールでも成功した人になったんだと思う。
彼の素晴らしい所は先をみて思い切って設備投資を始めた事だ。
先進国の大きな企業はネパールにやってきて、
人権問題があるからこうしなさい。
正規時間外手当は15%アップしなさい。
ボーナスの支払い金額について。
非常階段を作りなさい。
あーしなさい。
こーしなさい。
全部水洗トイレにしてください。
そうしないと仕事をやらない。
以上
とてもシンプルではあるが100項目に及ぶ細かい審査項目があるらしい。
今、彼はそれに挑戦している。
出来たら素晴らしいし国にとっても人にとっても良いこと事だと思う。
でもこの国の抱える問題や働いている人の家庭の問題。
習慣や宗教にかかわるデリケートな事。
折り合いをつけて進めるのはかなりのパワーが必要だ。
いろんな条件を突きつけるけど、現地人の工場への投資はしない。
現地人の自腹で全部やってクリアーできたら仕事を出すという。
まあビジネスだから当たり前なんだろうけど
この国で水を確保する事、
電気を確保すること、
汚水を浄化するタンクシステムを造ること、
かなりの時間と金額がかかる。
現在の段階でも数百万円かかっている。
だから生産にかかるコストも上がるし給料もどんどんアップしていくので全ての価格がアップするのは当然だ。
私が彼らの力になれる事ってなんだろう。
まず継続する事。
ネパールの事を少しでも知ってもらうお手伝いしかできないんだな。。。。
自分の力不足に情けなくなります。
これからの課題は水の浄化システムつくりだ。
出来る事からコツコツ確実にやっている様なので数年後には出来上がるだろう。
私もこの国に大変お世話なって生きている。
個人でも出来る事を考えながら事をススメていきたいと思っています。