蒟蒻芋からコンニャクを作ったよ。

いつか挑戦してみたかったのがコンニャク作りです。
ご縁あって作り方を教えていただきました。

先生はご近所さん。
比較的簡単にできるコンニャク作りを教えていただきました。

材料
・コンニャク芋1キロ
・水 4リットル
・お湯200ccくらい(凝固剤を溶かすお湯)
・凝固剤(炭酸ナトリウム14グラム)

その他
・コンニャクを茹でるお湯(茹でる大鍋に入れておけば良いです)
・茹でたコンニャクを浸す水(大きめの洗面器やバケツで良いです)

お道具
・コップ(炭酸ナトリウムを溶かす為)
・計量秤
・計量カップ(水の量を計る為)
・ミキサー(芋をペースト状にする為に使います)
・カセットコンロ(屋外でやるならカセットコンロがいいかも)
・温度計
・ 鍋(コンニャクと4Lの水と凝固剤が入る大きさの物)
・コンニャクを茹でる鍋(1キロの芋から作るなら大鍋が良いです)
・ボール大 or バケツ(茹でたコンニャクを水に浸すための入れ物)
・オタマ(今回はコンニャクを切ってお湯に入れる時に使いました)
・パット(コンニャクの形状を整える方は必要です)
・ヘラ(コンニャク芋を混ぜる時に使います)
・ゴム手袋

用意するモノ

コンニャク芋。今回は1キロで3個くらいでした。
白いコンニャクを作りたい方は皮を剥き1キロです。
今回は皮付きでコンニャクを作ります。

コンニャク芋(蒟蒻芋)

コンニャク芋はタワシで綺麗に洗い芽や痛んだ場所は取り除きます。

洗った芋をミキサーに入れるので小さくカットします。
カットすると色が変わってきますので、パパッとカットしてからミキサーにかけるのが良いです。フードプロセッサーなどでも良いかと思います。

今回は皮付きなのでこのままカットします。
肌が弱い人は痒くなるのでビニール手袋があると安心です。

(タワシで洗って小さめにカットしました。)

ミキサーに芋だけ入れると硬くなり水と分離しやすいので、
水を足しながらリキッド状になる様にするのがコツです。

水の分量は大切です。
コンニャク芋と混ぜる水は合計で4リットルなので2リットル は先に大きな鍋に入れておき、残りの2リットル(ミキサーに芋と一緒に入れる水)はペットボトルに入れてからスタートすると良いです。

ペットボトルのお水は芋をミキサーに入れた時に足しながら使うとダマにならずよかったですよ。


水を足しながらやるとこんな感じになりますよ。
  ↓   ↓

今回はコンニャク芋が1キロと量が多いので数回に分けてリキッド状にしました。こんな感じになったら2リットル水を入れておいた鍋に投入して混ぜ合わせます。

そして鍋に全て入れたら良くかき混ぜて20分くらい放置します
この後に火にかけるので最初から鍋に入れて混ぜて正解でした。

コツはこの状態でよく混ぜる事。
 ↓ ↓ ↓

(水4リットルとミキサーにかけたコンニャク芋を1キロ混ぜている時の画像)


混ぜ終わったら20分放置します。
↓  ↓   ↓

20分後、既に粘りが出ています。
このまま火にかけます

↓  ↓   ↓

(20分くらい放置した状態の画像です)

次はこの鍋を火にかけます。

温度は温度計でチェックしながら火力を管理して下さい。


60度まで上がったら凝固剤(炭酸ソーダ)を入れますが、
この間は火にかけたら分離しないように 混ぜる!!混ぜる!!!
混ぜ続けますよ。

今回は薪を使った鍋でやったのですが、
60度になるまで50分くらいかかりました。
温度が上がりすぎない様に注意してください。

混ぜているとピンクっぽい色が少しづつ透明になってきます。

↓  ↓   ↓

(かき混ぜながら60度まで温度を上げます)


注意:
必ず50~60度以下になるようにしてくださいね。
焦がすと失敗するので注意

混ぜているとコンニャクが重くなってくるので、
穴が空いているヘラはとても使いやすかったです。

次は凝固剤を入れるので炭酸ソーダ液(凝固剤)を作っておきます。

(蒟蒻芋1キロ・水4リットルの分量で凝固剤は14gです)


炭酸ソーダ (凝固剤)14グラム をコップに入れてお湯で溶かしておきます。
今回は200ccくらいのお湯を使いました(4Lの水とは別です)

凝固剤準備完了!

火にかけた鍋の中身が60度に上がったら炭酸ソーダ(凝固剤)を入れるタイミングです。

60度になったら鍋を火から下ろします。
 ↓ ↓ ↓

60度まで温めた状態。ここで火から下ろし炭酸ソーダ入れます。

火から下ろし50度くらいになるまで待ちます。

温度計を刺して確認してください。

50度くらいになりましたので炭酸ソーダ水(凝固剤)を投入します。
 ↓  ↓  ↓

(鍋を火から下ろし凝固剤を入れている画像です)

凝固剤を入れたらここから素早く作業を済ませてください。
固まってくるので素早く!混ぜ混ぜ!!!
良く混ぜてください。
 ↓  ↓  ↓

(凝固剤を入れると固まってきますので素早く全体を混ぜ合わせます)

(全体に凝固剤を混ぜ終わった時のた状態)


良く混ざったらこのタイミングでパットや型に入れて成形する方もいますが、
今回はパットを使わない簡単な方法でやりますので
この鍋の中で固めてしまいます。

表面を平らにして放置します

30分くらいたった状態

30分後
いよいよ茹でますよ!
グラグラに沸かしたお湯の中にコンニャクをオタマでカットして投入していきます。

コンニャクはある程度固まっているので、
オタマでコンニャクを切る様にすると良いです。

この時点で再度成形はできません。
一度削ってしまうと削った形状に茹で上がります。

コツはオタマで茹でたい形にカットする事(動画を参考にどうぞ)
 ↓  ↓  ↓

茹で上がると少し膨らみます

オタマでカットお湯で茹でるバケツで灰汁抜きという流れです。

こんな感じで並べてやると効率よくできます。
  ↓  ↓   ↓

蒟蒻を茹でる時間は約30分くらいです。

少し膨らんで白っぽくなってきたら出来上がりです。


茹で上がった蒟蒻は水に入れて灰汁抜きします

茹で上がった蒟蒻。少し膨らんで白っぽくなっています)


今回は1キロの蒟蒻芋でこんなに沢山できました〜♪

茹でたての刺身コンニャクの試食!

(茹でたて蒟蒻を試食〜♪)

茹でたては歯応えがあってコンニャクの臭いも強めです。

お水にさらしておくとツルんとした食感に変化します。
臭いが苦手な人は一晩水に浸けてから頂くと良いです。

今回は量が多かったので屋外で羽釜を使って作りましたが、
ご家庭でやるなら量は半分くらいが良いかもしれません。
※複数大鍋をお持ちでしたら1キロでも良いと思います。

コンニャク作りはご近所の N先生に教えていただきました。
先生が用意して下さった工程表はこちらです。
先生ありがとうございました。

昔はミキサーなど使わずおろし金で擦って作ったそうですが、
今はミキサーを使えばコンニャク芋からでも作りやすくなりました。
冬のステイホーム期間中に蒟蒻作りはいかがでしょうか?

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コンニャクを作りたくなってしまった方!

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お芋は出回るシーズンが限られますが道の駅などでも売っています。