鮭の裁き方
東京の友人が時々遊びにやってくる。
茨城県は全国で一番人気がない県だと数日前のニュース記事でみた。
でも暮らしてみると東京駅から高速バスで2時間前後とアクセスは良いし、
山、川、海と自然に恵まれた豊かな県です。
私もビックリした位だから遊びにくる友人達も数時間でこんなに自然が沢山あって楽しい場所があるのかと驚いている
今日は唯一の移動手段のバイクのバッテリーがまったく動かなくなってしまい徒歩で動ける場所の観光になった
友人と一緒に地元の野菜の直売所へ行き野菜を買い。
泳ぐ鮭を見てみたいという友人と裏の川原を散歩してみた。
那珂川には鮭がいる
何か飛び跳ねるので鮭がいるのは分かるけど近くでみたい
でも近づくと逃げてしまって泳いでる姿がみられない。
暫く動かないでいると何とか1匹だけ見えた!
保護色でよく見ないと見つけられない
なかなか写真が撮れないので死んでいた鮭をみて自然の掟を感じていた
なにやってるの?
オジサンに訊かれたので泳ぐ鮭を観たいが逃げるんです〜
というと水面ではなくで水中を見ると沢山いるよと言われた
でも素人では小石しか見えなくて友人と二人で暫く水面を眺めてた。
二人とも鮭の遡上を見たことも初めてで、動いてる鮭を見たことがなかった。
様子を見ていたオジサンが今回は特別にサケを釣って見せてくれた。
鮭は漁業権がある人しか捕獲できないし捕獲方法も決められているとのことです。
オジサンは漁師さんだったので監視小屋の近くで見学させてもらった。
オジサンには鮭のいる場所が見えているらしい
うわ〜〜〜〜でっかい!!
凄い引っ掛けて釣るみたい
釣り上げた鮭は即バットでコツンと頭の急所を叩き成仏してもらいます
そして川で保管
あーこうやって採る人がいて
食卓にあがるんだな〜
命を頂いて日々生きてるな〜と実感した。
おじさんはお仕事中なので邪魔しないようにお礼をいって帰ろうとしたら、
持っていきなさいと鮭をビニールに入れてくれた。
この大きさの魚を前に友人と。。。。
どうやってカットすれば良いのでしょうか?と説明を受けてから帰宅。
まず付いてる背びれを全部カットする
そして肛門の所から卵を切らないように上に開いていく
卵は両側についているので真ん中を切れば簡単に取り出せます。
卵と取り除いたら頭の部分まで背骨にそって切っていきます。
次は背中から背骨の部分に包丁を真ん中まで入れていきます。
半分は背骨つき、半分が身だけの2枚になりました。
この次はシッポの部分に刃をいれて背骨に剃ってカットします
こうすると3枚になります。
私も人生で初めてやってみたのですが背骨の部分の肉は厚いけれど、思っていたより簡単でした。内臓とかドロドロ出てくるのかと思ったら殆ど無かった。
これを切り分けて終了。
背骨付きの部分はスープに使うと良いそうです。
卵はお湯を通してイクラにしようと思います。
鮭を眺めるだけの散歩がこんな展開になってしまいました。
とても貴重なモノを有難うございました
こうやって私たちは日々命を頂いている訳です。
スーパーで切り身パックになっている魚をみていると泳いでる姿は想像できませんが、ここまでの過程を体験すると命を日々頂いているのだと感謝の気持ち倍増です。
そして頂いたのだから残しちゃいけない。
最後まで食べきる事が供養だとも思います。
自然の恵みに感謝。
そして川にも感謝。
こんな環境をこれからも守っていなかいとダメですね。