ネパール大地震、義援金の使い方のご報告です。

A-rueでは取引先の一つである、ネパールの帽子工場への義援金を届けました。
帽子工場では世界各国の取引先、友人たちから、被災した従業員への寄付をお預かりしておりました。
何度も被災従業員を集め、集まっている義援金について、支援者からのリクエスト、被災者からのリクエスト、
それぞれ納得がいく配分方法を話し合いました。
もっと早く動きたかったのですが、9月からのインドのネパール国境の経済封鎖も重なり、
生活物資が国内に不足しており実行に移すのが難しく遅くなりましたが、
来週から家を失った従業員に対し配分をします。
彼らの工場へは彼らの取引先や友人から寄せられた義援金があります。
全てまとめ分配します。
A-RUEからは、帽子工場の被災者には皆さんから集めた義援金の約半分
140,000ルピー(約17万円)とランタン3台をこちらの工場へ8月に寄付しています。
今までの支援方法については、こちらの右のカテゴリーネパールライフ内にまとめてあります


帽子工場の社長さんからのメッセージです
私たちはネパール大地震で私たちに支援していた義援金の使い道について被災した従業員と最終打ち合わせをしました。
この会議以前にも義援金の配分方法やリクエストに応えるために、
定期的に被災した従業員たちとの話し合いを重ねておりました。
被災者がそれぞれ納得できる方法で現在実行に移しております。
今日は被災従業員の近況についてのご報告をしたいと思います。
<1>
現在住宅を作っている人:8世帯にはすでに支払っています。
これはそれぞれに配分された義援金に自己資金を用意し、再建まで実行できた
世帯数です。
<2>
私たちは住宅再建ため必要なレンガを150000個のレンガを注文しました。
(15万個のレンガのコストはUS$ 27000になりました)
これは大量注文により配給できるレンガのコストを下げ、多く配ることができるからです。支援側からのリクエストでもあります。今後、必要に応じた数を追加購入する予定です。
<3>
18世帯はすぐに家を建てることはできませんが、5〜7ヶ月後には工事にはいるので、その時点での支給します。
<4>
まだ家を再建できない多くの従業員がおります。
被災した従業員は政府かの支援を長い間待っていましたが、政府からの支援が今のところ何もありません。
再建に使うために配分された各世帯分の義援金、銀行書類等も用意していますが、
まだ家を建てることができない世帯が多く残されております。
すぐに資金を投入できない被災者には彼らが現金で購入しなくてはならないものを義援金で購入し配分しようと考えました。
どういう物を購入するのかというリストですが、被災従業員のリクエストを受けて
ガスストーブ、調理ガスセット、棚、椅子、テーブルなどの日用品、および子供達の教育に必要となる物を購入し配分します。
義援金を全て家を建てるために使って欲しいという支援側のリクエストもありますが、震災から8ヶ月間経過していること、それぞれの家庭の状況か違うため、被災従業員全員が家を建てることまではできません。
現在、今までの寄付していただいた義援金はこのような使い方を検討しております。
上記に関するご意見がありましたらお知らせください。
週明けには全て実行する予定です。


8月以降のワッペン募金及び寄付金は震源地に近いゴルカの農村の支援に使います。