検品作業開始です

8月7日

朝の8時半に家を出てタメルへGO!

雨が降っているほうが混雑しないのでレインコートを着てメットを装着

スリップすると怖いのでノンビリ安全運転

工場についてしばらくすると前の道路が一部封鎖?
バンダ!?スタート?????

マイクロがタメルに入っていく。
布を探しに出かけたのですが工場にバイクを残していってよかった。
徒歩で車を追い抜いて移動

材料を仕入れてから工場で次に縫う物をマスターにみてもらう。
裁断は私がしたのでズレは絶対にない。

先に縫ってもらった物は綺麗に出来上がっていた。

はやり時間がかかってもマスターにお願いしていて良かった。綺麗に上がっている

工場いったり、釦や布を買い足したり忙しい午前中だった。

午後はshivaの果物屋にいってランチ
shivaのは一般的な村出身の人のネパール人の中級くらいの生活だ

2部屋借りていて1部屋がリビング兼ベッドルーム
もう一部屋はキッチンとフルーツの在庫置き場。
トイレは共同だ。

子育てしているせい?睡眠時間も少ないので部屋が今までで一番汚れている
服装もかまわなくなってしまったな〜
今はシャツより大きなTシャツが好き♪と言っておりました。

奥さんにローカルの生活がどう変わっているのか聞いてみた

ここ6ヶ月で物価の上昇がものすごい

たとえばお米が25キロ800Rsだった物は1300Rsになっていて、
トマトも1キロ25Rsくらいだったのに今は50〜60Rs
鶏肉は昨年1Kg120Rsくらいで買った記憶があるのですが今は280-300Rs
家賃も10〜15%くらい値上げされたらしい。

暮らしていけるの?と心配になったのですが、
shivaはうちは食べるお金はあるから問題ないと言っていた。

まあ〜幸せそうなので良かった。
今日もがんばってジュースやら果物を売ってました。

奥さんも元気そうでしたがウエスト周りがスッキリしていたので
どうやって痩せたの?と聞くと<分からないです>と答える

育児で忙しいのと冬の20時間の停電の時は
フルーツジュースは人力で作っていたそうで
多分それが良い運動になったんではないかと言っていた

20時間の停電はダイエットにもなったらしい。
笑っている彼女が可愛かったです。

今年の冬も停電あるだろうね〜と言うと

絶対停電はなくらない〜と答えるshiva君

今年の冬も夫婦力を合わせてサトウキビジュースマシーンをクルクル手で回すんだろう

午後からはパタンの工場に戻ってお仕事と思ったら検品する物がない。
作業の進み具合を確認してメールをチェックしていたら誰かやってきた

私の物ではないが出来上がった物を持ってきたチームがいたのですが、、、、

信じられない状態の仕上げで工場の人も絶句。

私も見ていてびっくり〜〜〜〜

分からなかったら電話して聞けばいいのに、、、、

連絡しないで何で制作途中で針をぬいて持ってくるのか?と不思議だった

また1目1目通さないと駄目じゃない・・
出来あがってる物もあるに、、、半端な仕上げが4割くらいある

仕上げるのにかなり時間がかかりそう、、、

私のチームは10年間同じメンバーなのでこんな事にはならないだろう

続けてきて良かったと思う事は私のチームは質が安定してきた事

日本で通用する質を守ってくれているのが有り難い

これらかもチームのリーダーの意見も聞きながら制作していきたいと思います

ネパール滞在も1週間を切った。

明日は帽子工場が休みなので美術館にでもいこうかな〜

8月8日

今日は美術館にでも行こうかと思っていたのですが、
日中晴れてとても暑いのでお部屋でノンビリ〜

伝票整理やヨガの復習をしたり、

布の値段も店に行く度にかわるので
ノートに布を貼って値段を書き込み作業をした。

このチビノートを持ってあるけば混乱しないし
布幅もわかるので買物をしやすい

小さなノートもイベント時の広告用に配っているものですが、お客様にも評判が良いので今回も導入

布を貼ったら小さな図鑑みたいになって良い感じ

釦図鑑も作ろうかな〜

日本だとこんなにボケーっとする時間がないので
こんな時間も大切だな〜

雨は少ないけど毎日すこ〜し降るようになった。
気温が高いので苗も急に元気になった様に感じます

風があると稲が波打って風が見えます

山にかかる雲も色んな表情があって飽きない。

忘れかけていた時間をネパールで思い出すことが多い

はやり年に2回くらいは訪れたい国だ

8月9日

朝ヨガ後にタメルに行く。
ヨガの先生はエゴを消さないと次のステージにいけないというが、

ヨガ後にエゴの塊のような場所に行くので疲れる。

今日も譲り合いの精神無しの道路を走り、
もうすぐ工場だ!!と思ったら道路を封鎖され、、、、

どうなるかな〜ってみていたらABCテレビの中継車が後ろに止まった

騒ぎに巻き込まれると危ないので来た道を戻り別のルートから街中に入って
パーキングにスクーターをおいて工場に電話した

09aug10tamel
バンダになると小さな道路は常にこんな感じ、
人が歩くスペースも残さず我先に〜ってなるのがとても疲れます。

どうしても道路を渡らないと工場へ行けないので安全を確認して工場へいった。

今日は検品作業&料金の確認の日だ

工場では縫製は今まで通りに上手くいっているが、、、、
工賃が今までの3倍請求された。

あまりの値段の高さに唖然。今までとかわらないと言ってスタートしたのに。。。。

社長を呼んで値段交渉をする。
自分で布も買って傷の布は私のリスクだし、
カットも自分でやったのに今までの3倍はないだろうよ〜

物価が急激に上がったのでしかたないという。
でも私もこんな値段なら縫製途中の物を全てストップして切り上げると伝えた。

だって日本で売れない値段の物をここで制作して送ると更に費用がかかる。
ここで止めれば布代だけ失うだけで済む。

結局新しい服の工場の社長メンバーと話し合い、
今までの倍は生活維持為にはしかたないと思ったけど、今後はネパールでの服の生産は無理と判断した

値段に合わない質の物は製品としては通用しないから、、、、、

材料の高騰、食料の高騰、工賃の高騰&労働組合を作ってバンダ

工場も運営できなくて一度閉鎖する社長も多いと聞いた

悪循環な世界だわ・・・・もう私は疲れ果てました。

今回の救いは帽子工場のメンバーが今までで一番良い仕事をしてくれた事だ。

やはり帽子工場泊まってるので一緒に制作してくれるメンバーと過ごす時間が増えた事が
更に良い成果に繋がったんだと思う。

一緒にコントロールしてくれるネパールの妹みたいなスタッフも
今回は何も問題ないでしょ!と笑顔

今までで一番良くできたし、あなたがどれだけ努力したか見てたよ
有り難う!すごく嬉しいの♪と伝えると彼女も笑っていた。

頑張る人こそ評価されないと仕事をする気力を失ってしまう。
ここで色んな人をみていると働く女性は特にそう感じるように見える。

ヨガをやってみて思った事ですが、
やはり体は色んな物事からできていて色んな部分でシンクロしている

バランスがとれないと崩れてしまう。

時を過ごすにもバランスが必要だ。仕事もそうだけど
いつも前向きでいられるように、いつも笑顔で過ごせるようにと思っている。

なかなか難しい事ですが、、、、、

良い事だけ考えて明日も頑張ります