ネパール被災者に義援金をとどけたい

ネパール復興支援
2015年4月25日に発生したネパール大地震の義援金を募集しています。
A-rueの支援先について発信できるサイトをつくりました。
支援金寄付の口座はエコロジーオンラインさんに協力していただき作りました。

この他にも寄付金方法を準備中です。
A-rueのオンラインショップで買物で支援、募金品購入で支援、等
日本のアトリエにある一部の商品を全額募金品として準備中でございます。
もう少々おまちください。
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A-rueではお世話になっている工場で働く人達とその村に直接届ける義援金を集めています。
支援先は色々あるかと思いますが、今後被災者が自力で元の生活に戻るには仕事の確保が重要です。
その為に、早く働ける環境をとりもどす為の義援金を募集する事にしました。
2015年の8月中旬〜9月上旬までネパールに行く航空券は震災前に予約してあり、現地の受け入れが可能な場合は8月に被災した皆様の役にたつように直接お渡しします。
支援金の使いかたについては、テントやエネルギー関係、住居支援、等を考えておりますが、
2015年8月の時点で何が必要なのか現場のネパール人と相談しながら使いたいと思います。
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日本から何かもって行ってと言われることもあるのですが、私一人で運べる量には限界があります。
ネパールで購入できるモノに関しては、ネパールでお金を使ったほうが復興に役立つと思っていますので現地調達の予定です。
A-ureの手編みぼうしやエスニック衣料品は日本デザイン、ネパールでつくられています。
農ファッションは日本の茨城県城里町でつくっていますが、ワークウエアーに使用しているボタンはネパールでつくられた手作りボタンを使用しております。
A-rueのロゴは日本の国旗とネパールの国旗からイメージしてデザインしたものです。私が服作りを始めた1999年、日本ではスタートさせる資金もなく相手にしてくれる工場もなく、図面を持って海外に渡りました。
その時に出会ったのがネパールの人たちです。
ネパール滞在中に出会った人や、お世話になっている方たちの住む多くの家が倒壊し今後生活を立て直すための支援をいたします。
突然、つながっていた人を失った方、住んでいた家や場所を離れる事になった方、
まだ日々の暮らしの事しか考えられないとは思いますが、
3.11震災時に私も経験した事ですが1ヶ月〜2ヶ月がすぎる頃、自分の状況や立場が理解でき今後の事を考える心の余裕ができました。私はその時に仕事がある事で不安が解消されたし救われました。
帽子やエスニック衣料品を作っているネパールの工場の皆さんとは15年くらいのお付き合いになります。
私のオーダーは微々たるものですが、家族のようなお付き合いでこの4年間は年に1ヶ月ほどネパールの工場社長の家と工場に寝泊まりしてネパールの皆さんと過ごしております。
パタンの帽子工場は幸い残っていますし、海外からの注文も入っているそうです。
でも従業員が働きにこられる状態ではないのです(2015年5月8日現在)
皆さん親戚の家や、村の家族と合流したり、避難所さがしたり、自力で作ったテントで生活している方もいます。帽子工場の社長さんも従業員のケアに奮闘しています。
私がこの工場(帽子工場)の人達とゴルカの村(カーゴオフォスとエスニック服を作っていくれた工場の出身地)を支援したいと思った事には理由があります。
これから住居が確保できた後の彼らの生活。
なるべく早く今まで通りの生活に戻るにはお金を得られる場所を残さなければならないのです。
その為に工場も従業員も必死です。まず多くの従業員が働ける環境をえる為に何ができるのか?
働けなかった時間の給料はありません。
工場もモノがつくれなければ入金が遅れるし工場も従業員も守れません。
帽子工場は大口の顧客の仕事をこなす事によって従業員の給料を維持していました。
工場が維持できない場合、彼ら自身仕事 = 稼ぐ場所を失うことになります。
多くの人が観光ビジネスに携わっているネパール。
特にカトマンズ等の観光地は男性はガイドだったり、ホテルやレストラン、観光客相手の仕事が多い。
女性は家事をこなしながら編物やフエルト小物をつくりお金を得るために働いています。
工場というとミシンがならんだ近代的なイメージがあるかもしれませんが、
工場=打ち合わせの場所です
たとえば、A-rueの手編み帽子の場合
帽子のデザイン画と図面を持って工場に行きます。
各村のグループリーダー(担当者)が工場にやってきます。
編物はほとんど村に住む女性達の内職、または本職です。
工場ではリーダー図面や指示書をみせて、まずサンプルを作ります。
これはリーダーが家に戻って編んで出来上がったらサンプルを工場に持ってきます。
修正等があれば、工場で解いて完璧なサンプルに仕上げます
サンプルができたら糸を染めなければなりません。
工場のスタッフが工場の糸置き場から糸を染め工場に運んだり、付属品や毛糸を揃えます。
全部そろった時、村のリーダーが担当分の毛糸を村に持ちかえります。
ここから電話でやりとりしながら製作をすすめ確実な予定の納品日に出来上がる様に交渉します。
グループの担当商品が出来上がったら村のリーダーが工場に帽子を運んできます。
工場ではサイズのチェック。工場で作り直せるものはその場で一部編みなおして対応。
その後は、はみ出し他毛糸の処理、飾りつけ、裏地付け、ごみ取り、ラベル、タグつけ、個別包装、輸出のための書類書き、梱包まで工場にいる従業員が担当します。
編物担当者の多くは自宅で編み物をして、通える人は工場にやってきて皆んなで作ります。
フェルト小物は工場にくる必要がありますので通勤してきます。
工場に通うレギュラー社員は約250人
この他に村や家で物作りをするパートさん達がいます。
工場で働く多くの従業員のアパートメントが倒壊したため、出身地の村が無事な方は実家に戻っている状態です。現在仕事が確保できても工場に通えない状態です。
村には多くの仕事はありません。少しでも早くカトマンズ近郊におちつける家が確保でき、皆んなが元のように働ける様に現地のネパール人も努力しています。
これから自立できるまで長い支援が必要となります。彼らの支えになる使いたができればと思います。
震災の支援先は沢山あります。どんな機関でもネパールの人のためになるなら応援してほしい。
多くの支援先の中から、ここに支援しても良いと思われる方がおりましたらご協力いただけたら助かります。
建物の撤去や再建築には相当な時間を費やすことになると思っています。
その間に働く場所を守れるように協力したいと思っています。
個人での義援金集めにも限界があり、NPOのエコロジーオンラインさんに相談したところご協力いただける事になりました。
エコロジーオンラインさんの今までの活動はこちらのサイトでもご覧いただけます。
募金用の口座もエコロジーオンラインさんが用意してくださいました。


寄付・会費振込先
ジャパンネット銀行 本店営業部(001)普通1195176
トクヒ)エコロジ−オンライン
郵便振替口座 00140-6-190115
エコロジ−オンライン