象の神様

ネパール最後の朝、帽子工場の社長と社員の女の子が突然ホテルにやってきた。
<あれ?昨日は結婚式で遅かったでしょ。何時までパーティーだったの?>
私は出国前日だったので夜の9時前にホテルに戻ったのだった。
<昨日はあれから会場はDISCOみたいになってね〜夜の12時までですよ>と言う。
<遅くまで招待客に気をつかい、そしてあまり寝てないだろうに朝ホテルに会いにきてくれるなんて>
式で着るサリーを頂いた時にペチコートをどこで買ったら良いのか聞いたままだったので
覚えでいてくれて朝に届けにきてくれたらしい。
本人も忘れていたし、自分で縫えば良いと思っていたのに、ありがとうね
帽子工場の社長は10年ちょっと前まではタメルの路上で帽子を売っていた。
その後、十数年で会社を大きくして今は彼の仕事で内職しながら暮らす女性も多い。
ここまで大きくなってお金も増えたら態度も大きくなるのかな?と思うけど
彼は控えめで偉そうな所がない。良くできた人だ。
私よりも3つ年下だけど見た目は兄貴にみえるくらいだ。
私なんてお客といってもお客に入らない程の量しかオーダーできないのに。。。
家族のように良くしてくれる。
<もし仕事が上手くいかなくなっても、ネパールにきたら家にいればいいからっ>とも言ってくれる。
出発直前に新聞紙に包まれた物を頂き、<姉さん!夏にまってるよ!>と言って彼らは帰っていった。
空港にいかなければならず、何かわからないのも問題だと思い包みをあけると
ガネーシャ像が入っていた。
Ganeshu
ガネーシャはDoingの神様だよ!と彼らは言う。
だから<姉さんのビジネスの為に〜>と選んでくれたのだと思う。
ありがたいな〜絶対日本で負けないぞ〜あきらめないっ
夏には新作デザイン作って飛ぶぞネパールへ〜〜
事務所には色んな象さんの置物が増えてきた。
タイの友人が<ビジネスに効くから!と>有名なエラワンで買ってくれたゴールドの象さん
<SOGOの前、今はSOGOビルの名前変わったかも>
ヒンドウー神々のプリントされたタイル。お香たてなど、、、
玄関には仕事が舞い込むように今回頂いた像を飾ってみたら
なんか良いかも〜 注文くるかも〜〜
ネパールからパワーが送られているような気分にもなってくる。
なんかみんなに支えてもらってるな〜って感じます。
ありがとう