稲刈り体験
週末は田舎暮らしを始めてからお世話になってる農家さんのお手伝いに出かけた。
手伝いといっても、限られた時間で稲刈りしなくてはならないので農家さんも本気モード
お邪魔にならないようにお手伝いです。
農業体験って言ってもビジネスツアー等の体験ではない。
農家さんのお仕事中に加わるので、素人が入って作業時間を無駄に注意しなければ!
稲刈りって早朝から始めるイメージですが朝露で稲が濡れていたり、田んぼが湿って泥濘むと稲刈り機が入れられないそうだ。
10時頃からスタートということで、到着したのが10時半過ぎ、、、、
2周くらい刈り取られていた
稲刈り機が入っているので見学
外側から中央へグルグル刈り取ってました。
稲刈り機もいろんな種類があるそうですが、こちらの機械はお米がたまった頃に袋に流し込んで車に積み込むタイプ
何周かしたら軽トラの横につけて袋を荷台に積んでいきます。
一袋で25キロくらいあるでしょうか?女性一人では持てない重さでした。
この作業を繰りかえし続けていきます。
この間は私のできることは、次の田んぼの草刈りくらいだった。
稲刈りは天候によって作業時間が左右されるので、お天気の良い日は1日でどこまで終わらせるか。
で作業スピードも変わってくる。
袋に詰めて軽トラに積むのは大変だけど稲刈り機ってすごいな〜
今回は雨も少なかったので泥濘が少なく、稲刈り機もスムーズに刈り取っていました。
外側から刈ってくと、稲が残っている中央に生き物が逃げていくので、最後はいろんな田んぼの生き物が出てきます。
マムシが多いので注意するように言われビビりながら近づく。
ウサギ、カエル、ヘビ、がいました。
ウサギとカエルは飛んで逃げて行きましたよ。
そしてマムシは稲に絡みついているので駆除して最後まで刈り取り。
仕上げは稲刈り機を入れた通路の手刈りした稲を稲刈り機に入れて終了。
ここで午前中が終わった。1枚分の田んぼが終了
軽トラて積んできたお米は乾燥室へ運ぶ作業も同時進行
袋つめしたお米を乾燥機に入れなくてはなりません。これも力仕事だな〜
そして嬉しいお昼ご飯〜
戻ったらすぐ食事できるように奥様が用意してくれました。
農家さんのご飯って美味しい。これが楽しみ〜
そして食事後は、すぐ田んぼに戻る!
ここから次の田んぼと次の次の田んぼの刈り取り準備です。
稲に混じってる目立った草を除去し、稲刈り機を入れる通路を手刈りするお手伝い(^^)
稲刈り機を入れて中央に刈り込んでいくには、
田んぼの四隅は稲刈り機が回転できるスペースが必要。
この部分は稲刈り機で刈り取れない場所なのです。
女性の親分についていってお手伝い
このくらいのスペースが必要とのことで四隅を手刈りします。
刈った稲は最後に稲刈り機を通すのですが
一束づつ機械に入れていくので束ごとに交互に積み上げて置いておく。
こうすると流れ作業でどんどん機械に通せるので時間短縮できます
終わった田んぼは男性が機械を入れて刈って積んでの繰り返し作業をしておりますので、次の準備準備で田んぼを移動
途中でウサギがいる〜!また田んぼに入っちゃう!と
ウサギを田んぼから出そうとしたら、水路にウサギが落ちたので保護。
可愛い〜
手のひらサイズの仔ウサギ。
親はいないしハアハアいってるので田んぼから出して山の方に逃がしました。
イノシシやトンビも多いので無事に生き残って欲しいな〜
こんな感じで1日が終わった。
次の日は別の田んぼの稲刈りで二日で終わらせるそうだ。
周りの田んぼも一斉に稲刈り中でした。
今年は運動会やらイベントがある週末だったので稲刈り人員も以前に見学した時より少なかった。
そして高齢化も進んでいる。
お米を作る若い農家がいないのは、お米だけでは経営が難しいからだろう。
実際に買った方が安いと言ってる人もいた。
でも畑も荒らしたら元に戻せないので、作物を育てて土地を守る人がいるのが現状なのかも知れないな、、、
高齢者の管理する畑はそうなんだな〜って思った。
以前に見学した時に、残りの人生で何回この作業ができるだろうか?という話をしていて、
若くして就農しても理想の栽培方法を見つける為のチャンスはそんなに多くない。
1年1年が勝負だなって感じた。
経験を積むことによって天候不良や天災があっても乗り越えられる技や知識が身につく。
同じ作物を毎年作ったとしても質を上げていく為に工夫して試すことができるのって、
就農してから引退するまでの年の数。
1年に1度収穫する作物ならばそんなに多くはない。
私は農家ではないけど物つくりという部分で作業は同じだと毎回感じます。
これから10年後、
同じ光景が見られるだろうか?と考えちゃうけど
中高年が一番元気なのではないかと感じる田舎暮らし中です。
今回は自作のワークパンツ
タレ付きの帽子
アームカバー
を着て参加しましたよ。
この他に必要なモノの記録としてのメモです
靴は蛇もいるので長めの長靴が安心。
鎌を使ったりするので軍手よりも滑り止めのついた作業手袋がいいです。
タオル(粗品とかでもらうような薄手のものがおすすめ)
好みの飲み物を入れた水筒(氷入れていって大正解)
着替えのTシャツ。午前中だけでも汗だくです
女性は日焼け止めもバッチリしていった方が安心です。